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薄さや小ささにこだわったアイテムを製作販売しているabrAsus(アブラサス)とA MAN of ULTRAがコラボレーション。2017年12月7日より、『薄い財布』『小さい財布』『薄いメモ帳』の3つの商品で、三面怪人ダダと科学特捜隊をモチーフにした2バージョンで発売にいたった経緯を、デザイナーの南和繁さんに聞いた。

機能性とクールさを
あわせ持つ財布を開発

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「自分の欲しい財布を創ろうとしたのがきっかけ」と切り出した南さん。実は学生時代から薄くて使い勝手の良い財布を探していたが、なかなか「これは」というものに巡り合えず、自らの手で実現させたいと一念発起、製作を手がけることに。「当初はビジネスではなく、己の欲望を満たすためだったんですよ。半分趣味のようなもの」と微笑む。

紙のサンプル作りから始まった『薄い財布』が目指したのは、“お札と小銭とカードを快適にポケットに収められるもの”。「既存の財布の概念にとらわれず、ゼロベースで考えた」結果、コインとカードが重ならない設計など、業界の前例を覆すような大胆なアイデアで、厚さ約7㎜という驚異的な薄さを実現。ポケットが膨らむことのない財布が誕生した。

この財布を皮切りに、薄さや小ささに機能性を兼ね備えるプロダクトを産み出してきたabrAsus。「ラテン語で“削り取る”。同時に“(生活に)油を注して潤滑にしたい”という想いも込めています」というブランド名の由来に、南さんの揺るぎない自信が垣間見える。『薄い財布』と『小さい財布』がグッドデザイン賞に輝いており、“削り落とす”ことは美に繋がることも実感させられた。

A MAN of ULTRAとの
コラボはエキサイティング

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機能的でかつ独創的なデザイン――個性豊かな製品は、まさに“ウルトラな男”にふさわしい。A MAN of ULTRAとのコラボレーションのオファーが来たとき、どのような感想を抱いたのだろうか?「これまでabrAsusは、積極的にコラボレーションをしてこなかったのですが、このお話を聞いた時は、興奮してしまいました」。やや紅潮した表情がお世辞でないことの証しだ。

「幼稚園や小学校に通っていた頃、テレビにかじりつくように観ていたウルトラシリーズ。父になり、孫ができたとしても3世代で共有できる貴重なコンテンツですよね。大切にしてきた感動や思い出を、自分たちのアイテムに刻み込めるのは、とても光栄な仕事だと」。大人の男のウルトラをどう表現するのか考え始めた時、ワクワクドキドキする気持ちを止められなかったそうだ。

まず手をつけたのは、怪獣図鑑などの資料やグッズを買い揃えての情報収集、モチーフにする候補を挙げていく作業に没頭したという南さん。ウルトラマン、セブン、タロウ、ゼットン、バルタン星人――数多の候補から絞り込んだのは、いずれも『ウルトラマン』に登場した三面怪人ダダと科学特捜隊。ダダでサンプル作りに着手した時、再び気持ちが高揚してきたという。

モノトーンのダダに
ブルー&レッドの科特隊

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この2つを選んだ理由を尋ねると、「ずばり直観です(笑)」。ダダのモノトーンの幾何学的な縞模様と科学特捜隊員の胸で輝く流星マークの青と赤。あくまで憶測の域を出ないが、ともに2色使いで表現できるというシンプルさがabrAsus のブランドコンセプトと合致したのだろう。ちょっとミステリアスなダダモデルとシックな濃紺を施した科学特捜隊 流星マークモデル、どちらかを選べと言うのは大変酷に思える仕上がりだ。

さて、どのアイテムも開いてこそ初めて、abrAsus とA MAN of ULTRAの刻印が確認できる。「ウルトラらしさが前面に出てくる子ども向けのグッズと違い、さりげなさこそ“ウルトラな男”だと考えました。こっそり見て独り楽しむみたいな…」。でも「それでいて持ってくださる人には、内に秘めた熱い想いも持ち合わせていて欲しい」と付け加えた南さん。なかなかハードルの高いアイテムである。

2017年12月7日、abrAsus とA MAN of ULTRAのコラボレーションが発表されるのと同時に販売スタートとなったのは、『薄い財布』『小さい財布』『薄いメモ帳』の3アイテム。それぞれにダダモデルと科学特捜隊 流星マークモデルが存在するので、合わせて6商品。モデルで揃えるのはもちろん、アイテムで変えるのも良し、同じアイテムでTPOに合わせ2モデル持っておくのも良し…。悩める時間もまた楽しみと受け入れたい。